沿革

1950年にアメリカ法にならって商法が改正され、新たにアメリカ式の取締役会制度が我が国に導入されたのを機に、業務監査が取締役会の権限となり、監査役の権限は会計監査に限定されるなど、大きく変動。
さらに監査役を不要とする商法改正も検討されるなど、激変する時代の流れとともに、監査役監査、公認会計士監査、内部監査の三種の監査間の調整が急務となった1954年(昭和29年11月)に、当・監査懇話会は設立されました。

監査役は、その役務上、社内外ともに孤高を求められる特殊な職業です。
その当時、公認会計士にはすでに「公認会計士協会」という団体が存在しましたが、一方、監査役のための組織は皆無でした。

そこで当時の(社)企業経営協会会長であった金子佐一郎氏(当時の十条製紙副社長)の主導の下、会社経営の観点から見た監査役強化策として、新組織の結成が図られたのが最初です。

以下は、その骨子および、現在までの沿革です。

1954年 11月 (社)企業経営協会会長・金子佐一郎氏(十条製紙副社長)が発起人となり設立
1955年 10月 「會報」第1号発刊
1956年 2月 監査役を任意機関とする大蔵省法案を、当会の主張により廃案に
1957年 11月 会友制度創設(監査役等経験者を活動に迎え入れ)
1974年 11月 当会設立20周年   *5月に(社)日本監査役協会設立
2004年 10月 「有限責任中間法人」に改組
2008年 12月 「一般社団法人」に移行
2014年 11月 当会設立60周年

※詳細は、「創立60年の歩み」PDFをご参照ください。